男性医師は12.5%で低下

 日本医師会(横倉義武会長)は8月29日、会員の喫煙意識調査の結果を発表しました。24年度の医師の喫煙率は男性12.5%、女性2.9%で、3年前の15.0%、4.6%と比べ下がりました。12年度から4年に1度実施し、調査を重ねるごとに着実に減少しています。医師の喫煙は、「男性」「60歳台」「月4回以上の夜勤・当直」「飲酒習慣」「運動習慣」―が有為に関連することも確認されました。

 

 医師の喫煙率は12年度が男性27.1%、女性6.8%でした。その後、「禁煙日医宣言」、日医「受動喫煙ゼロ宣言」などを経て、調査を実施する度に喫煙率は下がりました。今回の調査は会員から、前回より多い男性6千人、女性1500人を対象に調査しました。5854名の結果を解析しました。

 年齢階級別は、男性は60〜69歳が15.4%で最も高いです。最も低いのは20〜29歳の5.6%です。女性も60〜69歳が5.3%で最も高く、最も低いのは20〜29歳でゼロ%となっています。

 男性の喫煙率を診療科目別にみると、泌尿器科が17.9%で最高です。次いで精神科の17.7%、整形外科の17.0%。逆に、呼吸器外科(6.7%)や循環器科(9.0%)が少ない傾向となりました。専門医の要件に喫煙が問われることが影響していると推測されます。女性は外科が10.5%で最も高いですが、診療科目別についてはサンプル数が少ないため評価しにくいのが現状です。

 

 働き方との関連をみると、休日の取得率が低く、労働時間が長いほど、喫煙率が高い傾向がみられました。飲酒習慣や日常的な運動習慣がないことも相関性が出ています。

 国際比較をすると、日本の男性医師の喫煙率は高いとも低いとも言えません。米国は3%と低いですが、フランス34%、ギリシャ40%、イタリア25%、フィンランド22%と日本より高くなっています。