軒並み過去最高件数を記録

 

 

 健保連(平井克彦会長)は10日、平成21年度高額レセプト上位の概要を発表しました。金額別の整理で軒並み20年度の件数を上回り、月額1千万円以上、2千万円以上、500万円以上で過去最高を記録しました。個別レセプト第1位は血友病患者の3828万円となっています。

 医療費全体と同じく高額レセプトも医療技術の高度化等に伴い基本的に年々増えています。この傾向は100万円以上のレセプトで当てはまりますが、40万〜100万円のレセプトは逆に、低下傾向にあります。これは人口透析の費用が下がっているとの個別要因があります。

 1千万以上の高額レセプトは対前年度比で21件増加し、過去最高の155件となりました(15.67%増)。100件以上は13年度、15年度、17年度〜20年度に続き、21年度で7度目となっています。

 2千万円以上も過去最高の26件です。これまで最も多かった17年度の14軒を上回りました。500万円以上も対前年度比で315件増加して、3229件となり、過去最高を更新しました。数千万円規模の高額レセプトは年ごとにばらつきがありますが、500万円以上は年々増えています。

 1千万円以上の個別レセプトの上位をみると、第一位は血友病患者の月額3828万円、第一位から第9位までを血友病患者が占め、いずれも2500万円を超えています。金額が大きくなるのは血液製剤が高額なためです。なお、先天性血液凝固因子障害の場合は小児慢性特定疾患治療研究事業の対象で、保険給付費以外も公費助成が受けられます。

 血友病以外で多い高額レセプトは、高ファニールアラニン血症が第10位、11位の3名を始め7名を数えます。そのほか、解離性大動脈溜など血管系疾患が多く、がんは肝細胞がんなど3件にとどまります。肝硬変、肝炎も少なくありません。