楕円: 支払
基金
 


レセ審査の見落とし率 2割減

 

 

 社会保険診療報酬支払基金(中村秀一理事長)は1月27日、平成17〜19年度の審査充実第3次3カ年計画の取組結果を発表しました。レセプト審査の見落とし率は、19年度第4四半期は14.8%となり、16年度実績の18.7%より2割強減少しました。

 計画では、平成16年度実績に比べて見落とし率を2割減らすことを目標としていました。見落とし率は総査定点数に占める再審査査定点数の割合です。

 審査充実第3次3カ年計画の原審査における見落とし防止策では、複数の審査委員による審査、審査返戻の適正化、審査委員と職員との連携強化、職員の診療科別分担などを推進しました。

 コンピュータによる審査支援機能の拡充も図り、重点審査対象レセプトの条件設定、算定ルール事例に対する自動修正、定型レセプトの一括処理、注意喚起のための付せん貼付などの機能を設定しました。

 点検条件は17年度320事例、18年度484事例、19年度1462事例と増加しました。18年度には3239万件、19年度には4151万件のデータを保険者に提供しました。こうした取組のもと、見落とし率は、16年度18.7%、17年度19.4%、18年度20.1%、19年度20.6%と推移しています。

 レセプトの電子請求が普及してきたことも、見落とし率の減少に貢献しています。医科の電子レセプトの普及状況は、17年度14.6%、18年度21.8%、19年度34.1%と拡大しています。

 支払基金の受け付けた医科、歯科、調剤の総計レセプトのうち、電子レセプトは20年10月には51.2%と50%を超え、中村理事長は「エポックメーキングなことで、50数年の紙本位制が大変革している」と評価しています。23年4月からのレセプトのオンライン請求の原則義務化に向けて意欲を示しました。