「5つの安心プラン」まとめる

 

政府は7月29日、社会保障機能強化のための緊急対策「5つの安心プラン」をまとめました。医師不足問題に対応するために、救急医療や産科、へき地の医師に対する手当などを盛り込みました。

同日の閣僚懇談会で報告された「5つの安心プラン」は、@高齢者の雇用や医療・介護への対応A救急や産科・小児科医療の確保、医師不足問題への対応B子育て支援やワークライフバランスの実現C雇用D厚生労働行政の総点検―課題への対策と実現するための工程表を定めました。

高齢者対策としては、65歳以上の雇用の支援や在職老齢年金制度の仕組みの見直しの検討を盛り込むとともに、高齢者への医療・介護については「安心と希望の介護ビジョン」を今年中に策定し、あるべき地域ケアの姿を明らかにすることを示しています。

医療施策では、△救急医療や産科医療を担う医師の手当などへの財政的支援△病状に応じた適切な医療を行えるよう医療機関の「管制塔」となる機能の地域ごとの整備△女性医師や看護師等の離職防止などを実施します。

医師養成数を増やし、新たな養成のあり方については20年度中に結論を出すことを示しました。短時間正規雇用や交替勤務制を導入する医療機関を支援するなど勤務医の処遇改善を図ることも盛り込みました。また、へき地に派遣される医師手当も設けます。なお、こうした措置とともに、21年度中に診療報酬の見直しの検討をうたっています。

一方、厚生労働行政の総点検については、8月1日に予定される厚労省の検討会で議論し、業務改善に反映させる考えを記しています。

5つの安心プランの財源については盛り込まれていませんが、8月末の概算要求の段階でより具体的な中身が明確になる見通しです。