降圧薬などで10%の引下げ (薬価改正)

 

 厚生労働省は3月5日、薬価基準の全面改正を官報告示しました。11成分30品目が市場拡大再算定品となり、降圧薬ARB(アンジオテンシン受容体2拮抗薬)と抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は全品目が再算定の対象で、ARBは10.1%、SSRIは10.0%引下げとなりました。抗リウマチ薬レミゲードは6.9%、免疫抑制薬プログラフは8.5%の引下げです。実施は4月1日となります。

 薬価算定方式については、2月13日の中医協で了承された基準に基づき、市場実勢価格加重平均値調整幅方式で算定します。調整幅は、改定前の薬価に2%を乗じました。改定率は薬価ベースで▲5.2%、医療費ベースで▲1.1%です。

 市場実勢価格加重平均値調整幅方式による算定のほか、▽市場拡大再算定による引下げ▽後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の特例による引下げ▽不採算品再算定による引上げ−が行われました。後発品のある先発品の特例引下げは39成分97品目、不採算品再算定による薬価の引下げは48成分69品目となりました。

 原則として銘柄ごとに収載しましたが、組成・剤形区分及び規格が同一類の類似薬のうち、最も高い薬価の2割を下回る低薬価品は一般名で収載しました。新たに一般名による収載に移行するのは75成分90規格188品目です。銘柄名による収載に移行するのは102成分113規格389品目です。

 薬価基準収載品目数は告示ベースで1万4359(内用薬7866、注射薬3759、外用薬2694、歯科用薬剤40)、銘柄ベースで1万8359(内用薬1万630、注射薬4415、外用薬3274、歯科用薬剤40)です。主な薬効群で引下げ率が大きいのは、「その他のホルモン代謝性医薬品(注射薬)」▲8.9%、「血圧降下剤(内用薬)」▲8.7%などでした。