7割が週48時間以上の勤務 (勤務医)

 

 日本病院会(山本修三会長)は11日、「勤務医に関する意識調査」の結果を公表しました。それによりますと、医師の1週間の勤務時間は、法定勤務時間内である40時間未満は4.1%にとどまり、「48時間から56時間未満」が26.1%で最も多く、48時間以上をまとめると70.1%に達していました。また、56時間以上の勤務の割合が最も多いのは、99床以下の病院(49.6%)で、次いで300〜399床未満の病院(46.6%)でした。日病では、調査結果をもとに行政に対して医師不足対策を求めていく方針です。

 38.5%の医師が5年前と比べて「勤務時間が増えた」と回答しました。増えた理由(複数回答)は「患者数、診療時間が増えたほど医師が増えていない」が65.8%で最も多く、次いで、「書類を書く時間が増えた」54.7%、「会議その他が増えた」45.8%でした。勤務時間が増えた負担を減らす方策(複数回答)は「医師を増やす」76.9%、「医師以外の職員に業務を移す」65.5%が多くありました。

 夜間当直をすると回答した医師の1ヵ月の平均回数は、「月2回以上」が41.9%、「3回から4回」が40.8%、「5回以上」が17.1%で、3回以上の合計は57.9%にのぼりました。

 夜間当直の翌日は「忙しさと無関係に普通勤務せざるをえない」が88.7%と圧倒的に多くありました。

 医療過誤の原因(複数回答)をききますと、「過剰な業務のために慢性的に疲労している」が71.3%でトップ、次いで「患者が多く1人あたりの診療時間、密度が不足しがち」が62.8%、「医療技術の高度化、医療情報の増加のために医師の負担が急増」が57.8%でした。

 調査は昨年7月に実施、勤務医5635人、病院管理者576人から回答がありました。