在り方懇が意見とりまとめへ (社会保障)

 

 年金・医療・介護など社会保障制度を一体的にとらえた見直しを検討している社会保障の在り方に関する懇談会(宮島洋座長、内閣官房長官主宰)の第16回会合が3月28日に開かれ、議論のとりまとめ項目と論点メモが宮島座長から示されて大づめを迎えました。次回は9日に開かれ、意見とりまとめの「たたき台」が示される予定です。同懇談会の意見は、経済財政諮問会議の議論をへて6月に閣議決定する「骨太の方針2006」に反映されます。

 宮島座長はこの日の会合後に記者会見し、「実現可能の線はそれほど幅があるとは思えない。できるだけ方向性を出していきたい」と述べました。

 とりまとめ項目と論点メモの要旨は次のとおりです。

【とりまとめ項目案】

1、社会保障制度改革の状況=年金・介護保険・医療制度

2、改革後の姿を反映した給付と負担の将来見通し=経済前提、将来見通し

3、今後の社会保障制度のあり方=社会保障の基本的考え方と2をふまえた今後のあり方

4、個別分野の課題=雇用問題、少子化対策、年金・介護保険・医療制度

【論点メモ】

1、年金・介護保険・医療各制度改革後の社会保障制度のあり方=@制度の持続可能性の確保(給付と負担のバランス)A社会保障制度の担い手の拡大B社会保障給付への依存の抑制(自立支援・予防重視への施策転換、健康寿命延伸)

2、改革後の社会保障の公費・保険料の役割分担=@保険料と公費のバランスA社会保障の安定的な財源の確保(世代間・世代内での公平な負担、社会保障と税制の連携)

3、国・地方自治体や企業に何を求め、国民にどのようなメッセージを伝えるか=給付と負担は表裏一体、その都度の状況に左右されない一貫した論議が必要