治療計画の説明なしが15% (歯科)

 

 保険者機能を推進する会は、「かかりつけ歯科医初診料」に関するアンケート調査を実施し、その結果を6月13日に開いた総会で報告しました。それによりますと、かかりつけ歯科医初診料を支払った患者のうち、歯科初診料に2種類あることを知っていた患者は約5%で、文書による治療計画の説明を受けた患者は8%、まったく説明を受けなかった患者は15%程度いることがわかりました。

 同会は、昨年11月に歯科初診料の実態調査を行い、東京都の歯科レセプトを対象に通常の初診料とかかりつけ歯科医初診料の比率を調査しました。その結果、かかりつけ歯科医初診料を算定していたレセプトは66.3%でした。このアンケートをふまえて、かかりつけ歯科医初診料を支払った被保険者に対するアンケートを実施し、このほどその結果がまとまりました。アンケートには34健保組合が参加し、1607名から回答がありました。

 かかりつけ歯科医初診料(274点)は、@初診時に患者の同意が得られている、A治療内容および治療期間等に関する治療計画が立てられている、B石膏の歯型や写真またはこれに準ずるものを使っての説明がされる、C治療内容・治療期間などの治療計画を文書にして患者に提供されていることなどが条件です。

 しかしアンケートの結果からは、「かかりつけ歯科医初診料」について、初診または再診の際に明確に同意したと意識している患者は約5%にとどまりました。また、患者の同意の有無にかかわらず50%以上の歯科医は口頭で治療計画を説明していますが、「文書による治療計画の説明」は8%程度にとどまりました。

 推進する会では、「治療計画書受領運動」に取り組み、治療計画を文書で確実に受け取ることを被保険者に呼びかける方針です。