病棟による実看護配置に格差 (看護必要度)

 

 

 厚生労働省保険局医療課は1月21日、15年度看護必要度に関する調査結果(速報)を診療報酬調査専門組織医療機関のコスト調査分科会に報告しました。それによりますと、患者の重症度による病棟間の看護配置だけでなく、同様の病棟の中でも配置に格差があることがわかりました。

 調査は特定集中治療室管理料、一般病棟入院基本料T群1、特定機能病院入院基本料一般病棟T群1、急性期(特定)入院加算の届出病院のうち一般病棟の看護実配置の高い28病院を対象に実施しました。@特定集中治療室管理料届出治療室、A看護の手間が比較的多いと判断される患者が最も多く、夜間の看護配置が10対1以上の病棟、B看護の手間が少ないと判断される患者が最も多い病棟の3種類に各病院が任意で病棟を選定し、15年10月1日から連続21日間の患者の状態、看護師等の勤務状態を調べました。

 病棟別に重症者(特定集中治療室管理料の重症度要件を満たす患者)の割合をみますと、@は92.5%、Aは44.1%、Bは18.1%となっており、看護の手間が少ない患者が多い病棟にも一定数の重症患者が存在しています。

 1日当たりの看護師実配置の平均は、@が18.0人、Aが19.3人、Bが14.0人でした。

 また、看護師一人当たり受け持ち実患者数は、@は平均1.12人ですが、最も配置が高いところでは0.2人、最低は2.25人で、最高配置では看護師5人で1人の患者を看護しています。Aは平均3.71人ですが、最高配置0.49人、最低配置10.78人と最高と最低では22倍の開きがありました。Bは平均6.61人で、最高配置2.2人と最低配置15.9人では7倍の開きがあります。看護師の実配置は、@とAでは3倍、@とBでは6倍の開きがあります。