医師の適合率は75%に改善 (立入検査)

 

 

 厚生労働省医政局指導課は7日、平成14年度の病院の立入検査結果を公表しました。それによりますと、医師の医療法標準数の適合率は75.0%で前年度を2.4ポイント上回りましたが、検査項目中最も低く、とくに北海道・東北ブロックで52.0%と際立って低くなっております。

 

 立入検査は、医療法25条に基づき、病院が規定された人員・構造設備を有し、適正な管理を行っているか検査するものです。14年度は全病院の94.3%にあたる8656施設で実施しました。

 

 まず、検査項目ごとに適合率(立入施設数に対する適合施設数)をみますと、医師数75.0%(前年度72.6%)、職員の健康管理81.9%(同81.9%)、薬剤師数84.1%(同85.4%の順で低くなっております。医師の適合率は8年度の57.8%から徐々に増加していますが、依然として最低です。なお、看護師の適合率は98.3%(同98.0%)でした。

 

 次に医師の適合率について地域別にみますと、東日本69.4%、西日本80.8%と西高東低の傾向があります。さらに詳しくみますと、北海道・東北が52.0%と最も低く、関東79.1%、北陸・甲信越67.1%、東海79.3%、近畿89.5%、中国74.1%、四国74.0%、九州79.0%となっており、最高の近畿と最低の北海道・東北では37.5ポイントの格差があります。

 

 また、医師の適合率を病床規模別にみますと、20床〜49床の68.0%から、病床規模が大きくなるにつれて適合率は上昇し、500床以上では90.0%となっております。

 

 一方、看護師は顕著な地域差がなく、最高が九州の99.7%、最低が関東の96.0%です。病床規模別では、規模が大きくなると適合率は上昇しますが、その差は小さいです。