電算化医療機関は78.5%に (IT化)

 

 

 (財)医療保険業務研究会はこのほど、平成15年の「診療報酬明細書(レセプト)の電算化状況」をまとめました。それによりますと、電算機でレセプトを作成している医療機関の割合は、前年を6.3ポイント上回る78.5%となり、医療分野のIT化が進んでいることを裏付けています。

 

 同協会は、支払基金で取り扱う医科、歯科、調剤のレセプトのうち毎年5月診療分について、電子計算機による作成状況を調べています。

 

 15年5月にレセプトを電算化している保険医療機関の割合は、医科78.5%(対前年比6.3ポイント増)、歯科66.5%(同5.8ポイント増)、調剤82.1%(同9.3ポイント増)で全体では75.4%(同7.0ポイント増)となりました。医科、歯科、調剤では、調剤の電算化率が最も高く、伸びも大きくなっています。

 

 都道府県別にみますと、医科の最高は三重県の87.7%、最低は東京都の71.1%でした。

 

 電算化レセプト件数の割合をみますと、医科94.2%(対前年比7.3ポイント増)、歯科81.6%(同8.3ポイント増)、調剤97.1%(同15.2ポイント増)で、全体では93.3%(同9.4ポイント増)となりました。件数の割合は、13年、14年に減少しましたが、15年は大きく増えました。

 都道府県別にみますと、医科の最高は岐阜県の97.7%、最低は大阪府と福岡県の90.6%です。

 

 電算化率を病院・診療所別にみますと、病院は97.7%、診療所は76.5%です。病院を経営主体別にみますと、大学病院が98.6%で最も高く、次いで官公立・その他の公的病院の98.4%が高くなっています。最も低いのは国立病院・療養所の95.9%でした。