被用者本人3割負担で6割が受診抑制 (東北保険医団体連絡会)

 

 

 東北保険医団体連絡会はこのほど、今年4月に導入された被用者保険本人3割負担の影響に関する調査結果を公表しました。それによりますと、回答者の6割が受診抑制を行っており、7割の人が2割負担に戻すべきと考えていることなどが明らかとなりました。同連絡会は、この結果をもとに

 ▽被用者本人の患者負担を4月以前の水準に戻す

 ▽高齢者の自己負担を昨年10月以前の水準にもどす

ことなどを坂口厚労相に要望しました。東北保険医団体連絡会は、青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島各県の保険医協会の会長・理事長で構成される団体で、調査は今年7月〜8月にかけてアンケート方式で行われました。回答数は1万件あまりです。

 

 結果の概要は次のとおりです。

 

(1)健保本人・家族で何らかの受診抑制をしている人は約6割で、内訳は

   @医療機関にかからない努力 19%

   A受診回数の削減 13%

   B売薬で済ませた 6%       など。

 

(2)受診抑制により、今後の健康に不安を感じている人は、(1)の受診抑制者の89%にのぼった。

 

(3)被用者保険本人負担を2割に戻すべきと考える人は72%。仕方がないと考える人が20%いた。

 

(4)国保の自己負担については、国の責任により2割とすべきと考える人が64%、財政状況が悪く、仕方がないが27%となった。

 

(5)混合診療については、「保険診療範囲を狭め、自費診療を拡大する」ものとの説明に対して、反対が62%、賛成4%、どちらともいえない26%という状況。

 

(6)医薬品のコンビニエンスストアでの販売については、「手軽に買える反面、自費負担の薬が増えたり、薬害・副作用が心配される」との説明に対して、反対が47%、賛成が15%、どちらともいえないが33%であった。