診療報酬体系に係る今後の検討事項(案)

 1.基本認識
 平成12年度における医療制度改革、最近の経済動向、保険財政の状況などを踏まえつつ、今後の診療報酬体系のあり方について、どのように考えるか。

2.具体的検討事項
 以下は、1の基本認識を踏まえつつ、これまでの中医協における議論を参考に今後検討すべき主な事項をとりまとめたものである。

(1)機能分担と連携
@入院医療の機能評価
 入院医療の更なる質の向上と効率化を図る観点から、医療法改正等を踏まえつつ、入院基本料における諸要件等のあり方について、どのように考えるか。
A外来医療の機能評価
 病院外来機能とかかりつけ機能の明確化を図る観点から、平成12年度改定後の状況を踏まえつつ、どのように考えるか。
 かかりつけ歯科医機能、かかりつけ薬局機能を評価する観点から、平成12年度改定後の状況を踏まえつつ、歯科診療報酬、調剤報酬について、それぞれどのように考えるか。
B医療機関の連携の評価
 地域における医療機関の連携を促進するため診療報酬上の対応について、どのように考えるか。

(2)医療技術の適性評価
@「技術」の適性評価
 医療技術の評価の適正化を図る観点から、技術難易度や診療科特性、医科・歯科・調剤それぞれの固有の特性等を踏まえつつ、どのように考えるか。
 予防的治療技術など、予防医療の医療保険上の位置づけについてどのように考えるか。
A診療実績等に応じた機能評価
 看護必要度など診療実績を評価するため、具体的な指標や把握方法等についてどのように考えるか。

(3)出来高と包括の最善の組み合わせ
@入院における出来高と包括の組み合わせ
 慢性期入院治療における包括払いのあり方についてどのように考えるか。
A外来における出来高と包括の組み合わせ
 慢性期外来医療のおける包括払いのあり方についてどのように考えるか。

(4)高齢者医療
@入院医療
 高齢者の慢性期入院医療について、介護保険創設後の状況も踏まえつつ、包括範囲等のあり方や療養病床における介護報酬との関係等について、どのように考えるか。
A外来医療、在宅医療
 高齢者の慢性期外来医療について、健康管理や予防も含めたプライマリケアの評価の観点から、どのように考えるか。
 介護サービスとの連携も踏まえつつ、寝たきり高齢者等への在宅医療のあり方について、どのように考えるか。
B介護サービスとの連携・調整
 リハビリテーションなど、医療サービスと介護サービスの連携・調整のあり方について、どのように考えるか。
C終末期医療
 ターミナルケアの評価のあり方についてどのように考えるか。

(5)医療に係る情報提供の推進
@患者に対する診療情報の提供
 患者に対する十分な説明時間の確保等の観点から、初診における時間の要素の評価のあり方について、どのように考えるか。
 診療内容や薬剤に関する情報提供、入院時における診療計画の説明、診療に係る領収書の発行など、患者に対する情報提供を促進するための方策と評価のあり方について、どのように考えるか。
A医療事務の情報化等への対応
 診療報酬請求事務の電算化、被保険者証のカード化など、医療事務の情報化と評価のあり方について、どのように考えるか。
 医療事務の効率化、透明化を図る観点から、診療報酬請求、審査等の事務のあり方について、どのように考えるか。

(6)療養環境
 医療法改正や差額ベッド等の現状を踏まえつつ、療養環境の診療報酬上の評価のあり方について、どのように考えるか。

(7)その他
 臓器移植、遺伝子治療など、船体医療技術と保険給付の範囲のあり方についてどのように考えるか。
 少子化への対応、医療機関における安全性確保への対応などについて、どのように考えるか。


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